GOLF & SKIN · COLUMN 07
ラウンド後に赤くなる顔、単なる赤ら顔ではないかもしれません
毎経GOLF 2025.10・文 カン・ジョンハ

ゴルフのラウンド後に鏡を見ると、顔が真っ赤にほてっていることがよくあります。実は、この赤みは原因によって意味がまったく異なる場合があります。ソルレイム皮膚科のカン・ジョンハ院長が伝える赤みのケアをご紹介します。
ラウンド後の赤みは、まず原因を見極める
ラウンドを終えてクラブハウスの鏡の前に立つと、顔が真っ赤にほてっている自分に気づきます。汗をたくさんかいたせいだと済ませがちですが、赤みの原因によって意味が変わります。皮膚科では、一般的な紅潮、熱による紅斑、酒さに分けます。それぞれ性質が異なるため、早い段階で見分けることが大切です。
一般的な紅潮は、緊張や運動直後に血管が一時的に拡張して現れます。通常は短時間で治まります。後遺症を残さない場合が多いものの、高温環境が繰り返されると次の段階に進むことがあります。
ゴルファーに最も多いタイプは、熱による紅斑です。日差し、汗、体熱などの外部刺激が積み重なり、繰り返し顔がほてります。ラウンド後、数時間にわたり赤みと熱感が続くことがよくあります。この状態が続くと毛細血管が拡張し、慢性的な赤ら顔として定着します。
酒さは単なる体質とは異なります。顔の中心、とくに頬と鼻に赤みが続きます。ヒリヒリ感、灼熱感、小さなぶつぶつを伴います。時間とともに徐々に悪化する傾向があります。日光、高温、風、激しい運動が誘因となり、アルコールや辛い食べ物も悪化要因です。ゴルフ場の強い紫外線と汗、ラウンド後の飲酒は典型的な悪化の流れです。小さな赤みを放置すると習慣となり、その習慣が慢性疾患の始まりになります。
ゴルフ場で赤みを悪化させる要因
ゴルフ場で赤みが目立つのには理由があります。長時間紫外線を浴びると体温が上がります。帽子やマスクの縁で摩擦が起きます。強い日差しと日陰を行き来すると、温度が急変します。ラウンド後の熱いシャワーやサウナは、さらに熱を加えます。夜の飲酒は炎症や血管の反応を加速させます。
症例で説明しましょう。40代の男性ゴルファーAさんは、ラウンドのたびに顔がほてると訴えました。最初は単なる紅潮と考えていましたが、診察の結果は初期の酒さでした。ラウンド後の飲酒習慣が重なり、悪化していました。LDM超音波、レーザー治療、生活習慣の改善を併用し、2か月後には赤みと熱感が明らかに軽減しました。本人も、ラウンド後の顔のほてりが減ったと話しました。正確な分類と早期の対応が予後を左右します。
ラウンド前・中・後のケアルーティン、小さな習慣が慢性化を防ぐ
ケアの第一歩は、ルーティンを変えることです。ラウンド前にはSPF50+で幅広い波長を防ぐ日焼け止めを十分に塗ります。帽子、クーリングマスク、UVカット手袋で露出を減らします。ラウンド中は9ホールごとに日焼け止めを塗り直します。ぬるめの水でこまめに水分補給をし、汗はこすらず軽く押さえて吸収させます。ラウンド直後は熱いシャワーやサウナを避け、ぬるま湯で洗顔した後に鎮静保湿剤をたっぷり塗ります。普段から飲酒、過剰なカフェイン、辛い食べ物を減らし、規則正しい睡眠で血管の反応を安定させます。
受診が必要なサインも覚えておきましょう。赤みが2時間以上治まらない場合は診療が必要です。ほてりやヒリヒリ感が繰り返す場合は受診しましょう。頬や鼻の赤みが続き、発疹を伴う場合は確認が必要です。ラウンドを重ねるほど症状が悪化する場合は相談してください。周囲から顔がいつも赤いと言われる場合も、専門的な診療をおすすめします。
ラウンド後の顔の赤みを、体質だけのせいにしてはいけません。一般的な紅潮は経過を見ながらケアします。熱による紅斑や酒さは、早期に対処して慢性化を防ぎます。治療と生活習慣の改善を併せて進めれば、肌を守れます。ラウンド後の自信も長く保てるでしょう。
ドクターソルレイムの肌処方箋 | 赤みに合わせたソリューション
肌の状態によって治療の選択と間隔は異なる場合があるため、必ず医療従事者と相談してから行ってください。
標準治療(血管レーザー):PDL・IPLなどで拡張した血管を狙います。赤み・フラッシングの軽減に用いる標準的な選択肢。
LDM超音波治療:熱でほてった肌を速やかに落ち着かせ、炎症反応の抑制を助けます。
シャイニングリジュラン:敏感で弱った肌バリアの回復を助け、繰り返す赤みの軽減に役立ちます。
ゴルフホリックプログラム:ラウンド後に赤みが出やすい方へ、鎮静・保湿・血管ケアを組み合わせるオーダーメイドケア。
毎経GOLF掲載原文アーカイブ・本文と処方箋の内容を省略せず掲載しています。数値・症例・製品説明は掲載当時の表現です。
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